29週:脳ホットカーペット
赤ちゃんの脳に素晴らしい発達が起きます。 ホットカーペットを脳に内臓したかのように、体をポカポカと体温調整できるようになったのです。
もちろんまだ未熟ですからママの体温の温かさの助けは必要です。 生まれるまでは羊水の布団で包んであげましょう。脳内の細胞も勢いよく成長していて、出産時には脳細胞は何千億にも達します。日本の人口が2012年現在約1億2000万。1億だと考えると日本の人口の千倍の脳細胞が赤ちゃんの脳の中で活性化しているかと思うと、途方も無い発達が日々起きているのです。
人は生まれてから脳の神経細胞を増やさないので、お腹の中にいる間に発達させておく必要があるのです。
赤ちゃんを覗いてみると可愛らしくぽっちゃりとしてきました。 皮膚は脂肪のお陰で白く滑らかにになっているでしょう。
そんな美白効果の脂肪がついてきた赤ちゃんですが、まだまだ細くてスリムクラブの内間です。大きさは1200gになりましたが脂肪はわずか2~3%。頭からお尻までは26cm程です。
ママのこと
いよいよ最後の直線コース、箱根の峠も完走して今小田原付近です。大手町の出産ゴールまであと11週間! ハイタッチで元気をもらいながら、ママと赤ちゃんは体重をゴールに向かって増やしていきます。
この時期、ふくらはぎがつって夜中に目覚めることはありませんか? 無理もありません、箱根峠を越えてきたのですから妊娠中には良くあることです。 必ずしも皆の足がつるわけではありません。 (うちの嫁さんはギャー!といって夜中に何回か起きていました。)
原因は体重が増えたとか、カルシウムが足りない、足の神経を子宮が圧迫しているから、 と見方は様々ですが正しくは解明されていないようです。 つった場合は足を伸ばしてつま先を自分の方にひっぱると良いでしょう。
予防する為には足を伸ばすストレッチを昼間や寝る前に行うと効果があるようです。 又、足がつるのはミネラル(ビタミン・マグネシウム・カリウムなど)が不足する場合に起ることがあるようなので、補助する食品を食べて予防しましょう。バナナはカリウムが多いので食べるとよいとされています。(カリウムを補充してもつる時はつりますので、楽な気持ちで対応しましょう)