36週目:屁の音も知ってるよ
生まれたばかりの赤ちゃんはママの声を好むと研究で証明されています。ママのさえずっている歌や、パパとの話し声、こっそり部屋の片隅でのオナラ、だれよりも赤ちゃんが大好きです。
また、赤ちゃんはお腹の中で何度も繰り返し聞いた音楽を好むとされています。今からでも遅くありません。Never too late! 毎日時間のある時にママのスキな北島三郎のCDや、香田晋のカセットテープをかけたり、好きな歌を歌ってみたり、赤ちゃんに今昔物語を読み聞かせたりしましょう。
赤ちゃんはお腹の中にいる時も抱っこされている時も、このサブちゃんの時間が大好きになるでしょう。
赤ちゃんはゴムゴムの実を食べていますので、ママの関節や筋肉は緩んでいて、赤ちゃんの頭が骨盤を通りぬけられるようになっています。頭蓋骨はまだ固定されていないので、柔軟に形を変えることができるのです。
そのため、誰も傷つけることなく産道を通って生まれてきてくれるのです。頭蓋骨は赤ちゃんが1歳頃迄にはくっついていきます。(私の兄は「吸引分娩」と呼ばれる分娩で、頭が縦に伸びてフリーザ第3形態みたいになって生まれて心配したと母が言っていました。もちろん、兄の頭は最終形態となり普通に戻っています。)
赤ちゃんの大きさは約2.5kg, 50cm程度になっています。 2.5kgを下回って生まれると「低出生体重児」と呼ばれます(昔は2.5kg以下の倍は「未熟児」と呼ばれていました)。
「未熟児」=「身体の機能が未熟なまま生まれた赤ちゃん」のことを表しますが、小さく生まれても機能が十分に備わっている場合もあるので、「未熟児」の言葉は使われ無くなっています。代わりに、ママのお腹の中にいる期間や体重によって区別されています。)(我が家の赤ちゃんは2150gで生まれて低出生体重児と診断されましたが、保育器に入らずに退院できました)
ママのこと
これからお産まで、ママは医師や助産師、看護師、香田晋に頻繁に会うようになります。健診の回数も週一回に増えるでしょう。生まれる可能性が高まっているのでお産の兆候にはお気をつけ下さい。
血圧とタンパク質の検査をします。「高血圧」や「たんぱく尿」は妊娠中毒症の印、母子供に危険な場合があります。深刻になると赤ちゃんへの栄養や血液が減って、発育が遅れることもあります。視界のぼやけ等の体の異変を感じたら、すぐお医者さんに相談しましょう。
ママの子宮は、驚きの元の大きさの1000倍にまでなっています。(子宮が肺を押し上げて息をするのが大変です)これからはママの体重は1kg前後微増するようです。