23週目:極上羊水布団
赤ちゃんにとって羊水は天国、酒池肉林です。元気に生まれてくる準備の場所として最適な場所です。
赤ちゃんが成長してバタバタ手足を動かすのに十分な浮揚性があり、塩分を含んだ羊水は布団の中にいる様に赤ちゃんを暖かめて、感染症からも守ってくれます。羊水を貯めている貯水タンクの羊膜嚢(ようまくのう)には500mlのペットボトル程の約0.57リットルの羊水が入っていて、3~4時間毎に新しいものと入れ替わっています。
赤ちゃんは人型に近くなってきました。大きさは370グラム程度、 25センチメートル、トイストーリーのバズーくらいの大きさです。
「私ね、ママが歌ってくれる声が大好きなの。(゚д゚)ウマー」 耳の骨もしっかりと固くなって聞こえるようになってきています。 どんな音よりもママの声が大好き。
赤ちゃんに話しかけてあげましょう。本を読んであげたり、歌を歌ってあげたり、 ママとスキンシップできる時間を赤ちゃんは大好きです。 パパの意味不明な赤ちゃん言葉も、赤ちゃんは大好きだと思います。
お腹に向かって話すのですから、バカらしく思うかもしれませんが、 赤ちゃんはママやパパの声を聞けば聞く程、生まれた後にその声で安心できるのです。
さて、お腹の中に5ヶ月間も栄養を送り続けている「へその緒」はベテランとなり、栄養共有のライフラインをまかされるほど偉くなっています。栄養たっぷりの血液を胎盤へ入れたり出したりしています。そんなへその緒は赤ちゃんのお気に入り。モミモミしたり、ギュっと握ったり、あえて自分にからめてみたりしています。
赤ちゃんが自分にからめたへその緒が時に悪さもします。出産時に首にへその緒が絡まっている場合は危険なので、外してあげなければいけません。巻き方も様々で、巻かれた状態でも自然分娩できる場合もあれば、そうでない場合もあります。お産の途中に帝王切開になる場合もあります。巻き付くのは元気な証ですが、赤ちゃん皆に心配かけないでね。
ママのこと
両親教室には参加しましたか?病院や自治体で、母親教室やパパも参加できる両親教室が開催されています。マタニティヨガで腰痛が減って血行が良くなり体がポカポカしたとの声もあります。自分に合った教室へ足を運んでみて下さい。
(私は嫁さんと両親教室に行き、分娩について学びました。知らない事ばかりでしたので、この妊娠週刊パパの後半に記載しています「分娩タイトルマッチ」を作る動機になりました。)
鉄分は十分に足りていますか?赤ちゃんに酸素を届ける赤血球を作るのに必要です。 妊娠中に鉄分不足で貧血になり治療をうける妊婦さんは多いです。だるさ、息切れ、失神、など症状があると鉄分が足りていないかもしれませんので、鉄分を多く含む食事をとりましょう。レバー、ひじき、ホウレンソウのような緑色の葉物野菜には鉄分が豊富に含まれています。
妊娠中は赤ちゃんに栄養を送るために心臓の収縮力が強くなるので、 血圧は「すこし高めが普通」です。ただし、それよりも「高い」場合には妊娠中毒症かもしれません。
妊娠中毒症とは、ママの体が妊娠にうまく適応できていない状態です。高血圧、むくみ、たんぱく尿などの症状が現れます。妊娠女性の約7%がこの病気にかかっていて、 初期段階で気づけば治療可能ですので、病院の定期健診はとても大切です。
深刻になると、赤ちゃんへの栄養や血液も減って、発育が遅れて元気がなくなることもあります。最悪の場合、赤ちゃんが子宮内で仮死状態になることもあります。
そんな深刻な事態を防ぐためにも、 急に手足がむくんできたり、視界がぼやけたり、頭痛になる等の症状に気づいたら、すぐに病院に行って健診をうけましょう。
おまけ
特にありません。
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