39週目:内定式の準備
待ちにまったママに会える日に向けて準備を進めています。 誕生に向けてホルモン作成は最速トップギアに入りました。
赤ちゃんは出生時に生涯で最も多くのストレスホルモンを分泌します。想像を越える出来事が起きるのです。赤ちゃんが生まれると胎盤からの栄養が無くなりますが、赤ちゃんが一人で生きていく為に、ホルモンが身体機能をコントロールするのを助けてくれます。
へその緒が取れて、初めて空気を吸ったその直後 「ばよえーーーーん!」とぷよぷよで5連鎖した時の様な声でオギャーと ジャイアンの歌声にも匹敵する泣き声がでます。赤ちゃんの産声を聞くと ほろ苦いカカオ80%チョコレートの様な感じがするものです。 泣き声は赤ちゃんが上手に呼吸している印でもあるのです。
泣き声は出せますが、涙はまだ出ません。涙腺から涙が流れるのは生後数週間経ってからなのです。 もし、赤ちゃんが出産時に泣かなくても大丈夫、泣かないで生まれる赤ちゃんもいます。呼吸が始まっていることが大切なのです。
ママのこと
子宮が不規則に収縮しているのを感じる人もいます。これは前駆陣痛と呼ばれ本番の陣痛に備えて母体が練習しているのです(ウソ陣痛)。臨月(36週0日〜39週6日)になるとこの陣痛が本当かウソかどうかを判断するのは難しいかもしれません。収縮のリズムが安定しないで、歩き回ったりすると収縮が遠のくのであれば前駆陣痛です。
この前駆陣痛をウソだと思って甘く見てはいけません。前駆陣痛が本当の陣痛に変わることがあります。収縮のリズムを計ってください。10分毎に収縮する状態が1時間つづいているなら病院に電話しましょう。膣から液体が出たり破水したらすぐに電話して下さい。
破水した時の羊水の色は大切な情報です。無色透明や薄いピンクなら大丈夫ですが、もし緑色や黒茶色に濁っている場合(赤ちゃんが子宮の中でウンコをしている)はその旨を電話で伝えましょう。
陣痛の際に鎮痛処理をするか考えましたか?陣痛を和らげる軽い鎮痛から、 痛みを全般的に押さえる強い鎮痛もあります。
「無痛分娩」はご存知ですか?痛みなく赤ちゃんを出産するので賛否両論のある分娩方法です。リラックスして分娩できて産後の回復も早い等のメリットや、無痛の為にいきむタイミングが分からず吸引分娩となり赤ちゃんに負担がかかる等のデメリットなど考えは様々ですので、無痛分娩を希望するなら少なくとも陣痛前までにその希望をお医者さんに相談しましょう。
おまけ
お産を知らせるサインは2つあります。①羊膜の破裂(破水)②おしるし(血液が混じった粘液性の排他物)。 子宮に栓をしていたものが取れて「おしるし」として排出されるのです。