ママが妊娠の喜びを感じはじめているその裏では、、、お腹の中では赤ちゃんが芽生えの準備を初めています。受精卵は子宮内に着床してぐんぐん育っています。

受精卵とはパパ精子とママ卵子が出会った「受精済みの卵子」のことです(受精できるタイミングは月経周期の中でほんの数日)。受精卵は2〜3日もかけて子宮へ移動、そして受精から7~10日後に子宮内膜の奥に入り込んで「着床」して初めて妊娠が成立するようです。一週間近く旅をして着床したと思うと、本当に本当に長い旅の末に奇跡の様な出会いがあったんだなぁと感じます。

さて、着床すると受精卵からタイガー(胎芽(たいが))へと名前を変えます。タイガーは誕生早々に「虎の穴」にスカウトされ、筋肉、臓器、骨格、神経組織をトレーニングの末に作りあげてプロレスラーとしてデビューします。受精卵が着床した所に「虎の穴」とは別に「皿状の丸い形」をした胎盤が作られ始めます。 その胎盤の片側からへその緒が「お初になります」とのっそり出てきます。

羊水はご存知ですか? 赤ちゃんを刺激から守る鋼の鎧の様な役目を果たす淡黄色の液体で羊膜 と呼ばれる袋の中で作られはじめています。タイガー胎芽は約1ミリメートル。なんとご飯つぶより小さいです。

双子の場合はどう生まれてくるのでしょうか。 科学の進歩に驚かされますが、この時期には既に確認できるようです。超音波検査を行うと、二つの卵胞が発育している卵巣を見ることができます。 両方の卵胞が受精すると、、、、

!!!ーーーキ(・∀・)ターーー!!!

二卵性双生児(アイデンティカルツイン)となるのです。

ママのこと

妊娠に気づく決め手として、「月経がこない」ということがあるでしょう。着床した頃、シミ程度の出血があるようですが、「着床出血」という正常な症状なので心配せず安心してくださいね。

早速つくられた胎盤からホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)がブリブリーと体に飛び出ていき妊娠検査薬の結果は陽性となるようです。

吐き気などのつわり症状はこのホルモンによる影響があるそうです。 検査薬で妊娠を高確率で判断できますが、何らかの原因で陰性(妊娠していない)にみえることもあるようなのでご注意ください。月経が止まった数週間後でも陰性が出続ける場合もあります。必ず医師の確定診断をうけるようにしましょう。

おまけ

妊娠4~7週は、脳や内臓などの細胞が急ピッチでつくられているので、おなかの赤ちゃんがもっとも薬の影響を受けやすい時期です。市販の薬を利用しても大丈夫だと思いますか?大丈夫ではありません。一部の薬(風邪薬や咳止め)にはアルコール分を25%も含むものもあるのです(焼酎黒サソリと同等)。薬を飲む時にはお医者さんに相談しましょう。

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